さらさら木櫛、割れる

こんにちは。今日はとても悲しいことがありました。

女性の必需品ともいえる櫛。私は10代後半からは木櫛を使っています。


今使っているのは、一昨年のふるさと納税で頂いた木櫛。

この子が、本日真っ二つに……割れちゃいました!!

※写真はまだ綺麗な櫛だった頃。


お手入れ中に落としてしまい、それはもう綺麗な真っ二つに。

呆然と眺めていましたが、修理しようか考えつつも、

ひとまず工房のウェブサイトをチェック。


そこで更なる衝撃。どうやら購入まで2か月待ち!!

工房さんがテレビ等に取り上げられたようで、大人気なのだとか……。

それはとても喜ばしいことなのですが、これは緊急事態……。


ひとまず予備の木櫛を使ってやり過ごしてはいるものの……

接着剤などで修理を試みるか、新しいものを購入するか。


調べてみたところ、

膠を使って修繕されている方がいるようです。

はて、見慣れない単語でなんと読むのか、という方も多いはず。


膠(にかわ)

獣や魚の皮・骨などを水で煮沸し、その溶液からコラーゲンやゼラチンなどを抽出し、濃縮・冷却し凝固させたもの。接着剤・写真乳剤・染色などに用いる。


と、説明をされてもあまりピンとこない方も多いと思いますが、

これ実は日本画の画材として使用されるものなのです!


「なんでコラーゲンが画材なの?」と思われ方のために簡単にお伝えしますと、

日本画の絵具は、岩絵の具と呼ばれる粉状で、これに膠液を加え

指でまぜると……絵具として使える状態になります。


一般的なチューブの絵具のように使うのに、

必要な不可欠なのが、接着剤である膠!


これを使って、真っ二つの木櫛も接着できてしまう......らしいのです。


さてではこれで実際に修理を…と言いたいところなのですが、

まだ入手出来ておりません!

櫛は油に漬けつつ使っているので、そのあたりも調べつつ、

どうにか修理したいと思っております。では、また次回。

39s Recipe

しあわせって簡単。Mikuです。 モノづくり・コトづくりが好きなデザイナーです。

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